ここ数年で一般企業ではすっかり定着したオンライン面接。
テレビ業界でも少しずつ広がってはいるものの、依然として対面面接が主流です。
だからこそ、オンラインでの印象作りがうまい人は採用担当の記憶に残りやすいんです。
今回は、テレビ業界でのオンライン面接において気をつけたいポイントを、
エルコムウォークが実際の面接事例をもとにまとめました。
1. 背景と画角で「画面映え」を意識する
テレビ業界では、面接官の多くが“映像のプロ”。
背景の映り方や光のバランス、カメラ位置など、画面全体の印象に自然と目が行きます。
チェックポイント
- 背景は白や淡い色の壁など“ノイズの少ない場所”を選ぶ
- 顔に影ができないように、正面からの自然光やデスクライトを活用
- カメラは目線の高さに固定して、「見下ろし／見上げ」にならないように
ワンポイント：自分の顔と肩がバランスよく映る“胸上ショット”がベスト。まさにテレビ業界的な「画の構図」です。
2. 声のトーンと話すテンポで印象アップ
オンラインでは、対面よりも声と表情が重要になります。
映像や音声が少しでも遅延することがあるため、落ち着いたテンポで話すのが◎。
ポイント
- いつもより0.5秒ほど間を取って話す
- 相手の発言を最後まで聞いてから反応する
- 笑顔を意識して“声にも表情を乗せる”
面接官は「話し方から現場でのコミュニケーション力」を見ています。
ADや制作職を目指す方は、テンポの良さより“聞き取りやすさ”を重視しましょう。
3. 通信トラブル時の対応力もチェックされている
意外と見落としがちなのが、オンライン環境のトラブル対応。
接続が切れた、音声が途切れた——そんな時こそ、冷静に対応できるかが試されています。
事前準備
- ZoomやTeamsのアカウントを事前に確認
- Wi-Fiが不安定な場合は、有線LANやスマホテザリングを準備
- 予備のイヤホン・マイクを手元に置く
トラブルが起きたら：
「すみません、一度接続を確認してすぐ戻ります」と冷静に伝えればOK。
現場でも“落ち着いてリカバリーできる人”は重宝されます。
4. 服装は「清潔感 × カメラ映え」で選ぶ
オンライン面接でも油断は禁物。
上半身しか映らないからといってTシャツや部屋着はNGです。
おすすめの服装
- 白・ベージュ・ネイビーなど、カメラに映える中間色
- 背景と同化しない色味を選ぶ
- 素材は光沢の少ないシャツやカットソーがベター
指定がなければ「オフィスカジュアル」が基本。
清潔感が伝わる服装は、それだけで“映像に強い印象”を残します。
5. テレビ業界らしい「熱意の伝え方」を忘れずに！
オンライン面接でも、“熱意”は画面越しに伝わります。
むしろ、距離がある分、表情と声の温度感がより大切になります。
ポイント
- 「この番組が好き」「こんな番組を作りたい」と具体的に番組名を挙げる
- 「視聴者に伝わる映像を作りたい」など、テレビならではの視点を盛り込む
- “未経験でもこの業界で成長したい”という前向きな姿勢を明確に
採用担当は、“どれだけリアルに現場を想像できているか”を見ています。
テレビ業界は「想像力×実行力」が評価される世界です。
オンラインでも「現場力」を見せよう
オンライン面接は「リモートでも現場対応ができるか」を見られる場でもあります。
映り方、声のトーン、環境づくり——そのひとつひとつが、
“現場を理解しているかどうか”の証になります。
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