テレビ業界への転職を目指して面接に臨むとき、
「やる気はあるのにうまく伝わらない」「気づかないうちにマイナス印象を与えてしまった」
――そんなケースは意外と多いものです。
エルコムウォークがこれまでテレビ業界・マスコミ業界への転職支援を行ってきた中で見えてきたのは、“スキルよりも印象で損をしてしまう”人の共通点。
今回は、テレビ業界の採用担当や現場スタッフの声をもとに、面接で避けたいNG回答・NG行動を紹介します。
🚫 NG1：「特に作りたい番組はありません」
テレビ業界では、“何をやりたいか”が非常に重視されます。
「何でもやります！」という姿勢は一見前向きですが、採用側からすると**「自分の軸がない」**と見られてしまうことも。
💡ポイント：
- どんな番組やジャンル（情報・バラエティ・報道・ドキュメンタリーなど）に興味があるかを明確に。
- 理想論より、「なぜそのジャンルに惹かれるのか」「自分の強みがどう活かせるか」を具体的に伝えましょう。
✅ OK例：「人の生活に役立つ情報を伝える番組に関わりたいです。前職の営業経験を活かして、視聴者目線の企画を考えたいと思っています。」
⏰ NG2：「残業や休日出勤は少ないですか？」
もちろん働きやすさは大切ですが、面接序盤でこの質問をすると、
「この仕事への覚悟が足りないのでは？」と思われてしまう可能性があります。
テレビ業界では、撮影スケジュールや放送納期によって変動的な働き方が求められる現場も多いもの。
最初から「条件」よりも「現場で学ぶ意欲」を前面に出す方が好印象です。
💡ポイント：
- 勤務条件を聞くのは悪いことではありませんが、最後の質問タイムで丁寧に聞くのがベター。
- 「制作スケジュールの組み方を知りたいのですが」といった“前向きな質問の形”にすると◎。
😅 NG3：「テレビは最近あまり見ないです」
意外と多いのがこの一言。
「ネット動画の方が好きで…」と続ける人もいますが、これは業界への興味が薄いと受け取られがちです。
たとえYouTubeや配信コンテンツに関心がある場合でも、テレビとのつながりや共通点を意識して話すようにしましょう。
💡ポイント：
- 「最近のテレビはこう変わってきた」「ネットとテレビの融合に興味がある」といった視点に変換。
- メディア全体への関心として話すことで、柔軟に学ぶ姿勢をアピールできます。
✅ OK例：「ネット動画も含めて、映像コンテンツの表現が多様化しているのが面白いと感じています。テレビの現場でもその発想を活かしたいです。」
🙅♂️ NG4：前職や前の現場の悪口を言う
どの業界でもNGですが、特にテレビ業界ではチームワークが命。
「○○が大変で」「上司が厳しくて」などの発言は、人間関係でトラブルを起こしそうと思われてしまいます。
💡ポイント：
- 不満を伝える代わりに、「こういう環境で成長できた」「次はこうした現場で挑戦したい」とポジティブに転換。
- ネガティブな話題は、次の挑戦理由につなげるのが正解です。
📱 NG5：面接マナーの基本を軽視している
実は、採用担当者の印象を左右するのは“話す内容”よりも基本マナー。
以下のような行動は意外と多く、残念ながらマイナス評価につながります。
よくあるNG行動：
- 面接時間にギリギリ到着
- 入室時の挨拶が小さい・姿勢が悪い
- ラフ過ぎる私服で参加（指定がなければオフィスカジュアルくらいが無難）
- カジュアルな口調（「っすね」「ヤバい」など）
- スマホの電源を切り忘れて通知音が鳴る
💡ポイント：
テレビ業界はフラットな雰囲気に見えても、礼儀や現場での立ち振る舞いを非常に重視します。
「現場に安心して任せられる人」と思われる第一印象づくりを心がけましょう。
🎥 採用担当が本当に見ているのは「姿勢」と「誠実さ」
どんなに経験があっても、面接での印象が悪ければ次のステップに進めません。
逆に、未経験でも**“一緒に働きたい”と思わせる素直な姿勢**があれば採用されるチャンスは十分あります。
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