テレビ業界で“職種チェンジ”を成功させる考え方
テレビ業界で働いていると、こんな気持ちが芽生えることがあります。
- 「制作の仕事は好きだけど、別の形で番組に関わりたい」
- 「編集や技術の仕事に興味が出てきた」
- 「将来を考えて、専門スキルを身につけたい」
実は、
制作(AD・制作進行)から編集・技術職へ転向する人は、決して珍しくありません。
ただし、やみくもに動くと
「思っていた仕事と違った」
「転向したのに評価されない」
というミスマッチも起きがちです。
今回は、制作経験をムダにせず
編集・技術への転向を成功させるための考え方 を解説します。
■ 制作経験は、編集・技術でちゃんと活きる
まず大前提として、
制作の経験は編集・技術職で大きな強みになります。
具体的には…
- 番組全体の流れを理解している
- ディレクターの意図を汲み取れる
- 納期・放送スケジュールの厳しさを分かっている
- 現場でのコミュニケーションに慣れている
これは、
未経験から編集・技術を目指す人にはない強みです。
「制作をやってきたから不利」ではなく、
「制作をやってきたからこそ評価されるポイント」 は確実にあります。
■ 編集職への転向に向いている人
【編集職ってどんな仕事?】
- 映像をつなぎ、番組として完成させる仕事
- Premiere Pro、Avidなどの編集ソフトを使用
- バラエティ、情報番組、ドキュメンタリーなどジャンルは多様
【向いているタイプ】
- 映像の構成やテンポを考えるのが好き
- 細かい作業でも集中できる
- 「どう見せるか」を考えるのが楽しい
- 制作側の意図を形にする役割に魅力を感じる
制作経験者は、
「この編集は現場でどう使われるか」 を理解しているため、
編集現場で重宝されやすい傾向があります。
■ 技術職への転向に向いている人
【技術職ってどんな仕事?】
- カメラ、音声、照明、VEなど
- ロケ・スタジオ・中継など、番組の技術面を支える仕事
- 機材やシステムの知識が必要
【向いているタイプ】
- 機材や仕組みに興味がある
- 正確さ・安定感を重視した仕事がしたい
- チームで役割を分担して動くのが得意
- 現場で「支える側」にやりがいを感じる
制作を経験していると、
番組全体の動きが分かる技術スタッフ として評価されやすくなります。
■ 転向を考えるなら知っておきたい注意点
制作から編集・技術へ転向する際、気をつけたいポイントもあります。
◆ いきなり“即戦力”は求められないが、準備は必要
- 編集なら基礎的なソフト操作
- 技術なら機材への興味・基礎知識
「まったくのゼロ」より、少し触っている状態 の方が有利です。
◆ 一時的にポジションが下がることもある
- アシスタントからの再スタート
- 収入や役割が変わる可能性
その分、
長期的なキャリアアップにつながるか を考えることが重要です。
■ 転向のベストタイミングは「迷い始めた今」
よくある失敗が、
「もう少し制作を続けてから考えよう」と先延ばしにすること。
実際には、
- 体力的・精神的に限界を迎えてから
- 年齢的に選択肢が狭まってから
相談に来る人も少なくありません。
「少しでも興味を持ったタイミング」こそ、動き出しどき です。
■ エルコムなら“職種をまたいだ相談”ができる
制作会社・ポスプロ・技術会社と幅広くつながっているエルコムウォークだからこそ、
- 制作を続けるべきか
- 編集・技術に向いているか
- どの転向ルートが現実的か
- 未経験でも入りやすい案件はどれか
を、業界目線で整理できます。
求人紹介だけでなく、
「転向する・しない」を含めたキャリア相談 ができるのも特徴です。
■ まとめ:制作経験は、次のキャリアへの“武器”になる
制作から編集・技術への転向は、
決して逃げでも、遠回りでもありません。
大切なのは、
今までの経験をどう活かし、次に何を積み上げるか。
もし今、
「このままでいいのか迷っている」
「別の形でテレビに関わりたい」
そう感じているなら、一度エルコムウォークに相談してみてください。
あなたにとってベストな選択肢を、
一緒に整理します。